皮膚科の薬はだんだん効果がなくなるの?
あなたはすでに皮膚科に行ったことがありますか?
一時期テレビでも「ニキビはお医者さんへ!」というCMがたくさん流れていましたよね。
皮膚科に行ったことがある方の中には、
・最初よりはマシになったけど、だんだんニキビに効かなくなってきた
という方が結構いるんです。
今回は、皮膚科でもらうお薬についてみていこうと思います。
皮膚科の治療は、今できているニキビの治療
まず、気を付けなければならないのは、
皮膚科でのニキビ治療は、今あるニキビを治療することにある
ということです。
皮膚科に行けば、2度とニキビができなる、というわけではありません。
こちらの記事も参考にしてみてください。
これを踏まえて、薬の効果について見てみようと思います。
皮膚科の薬にだんだん効果がなくなる理由
皮膚科でもらった薬に効果がなくなってくるわけではないと思うんですね。
薬を使い続けることによって、
ニキビがそれに対抗するようになって、強い免疫力をもちはじめた!
プロトタイプのニキビが生まれて、我々の薬学では太刀打ちできない!
なんてことは、おそらくないですよね。(笑)
・・・あと、ごめんなさい、プロトタイプってよくわからず響きだけで使ってみました。(笑)
では、どうして効果がなくなったと思うんでしょうか。
それは、何度もニキビができる、もしくはそれ以上に増えたからです。
薬を塗っているのに、どうしてニキビが増えるの??
と思いたくなりますが、ここで最初の話を思い出してください。
皮膚科での治療は、今あるニキビに対する治療であって、ニキビができなくなる肌にするわけではありません。
ニキビが次々とできる肌になっている
皮膚科のニキビ薬に効果がなくなるように感じる場合は、すでにだいぶニキビ肌ループに陥っているのかもしれません。
何度も何度もニキビができてしまう肌から、抜け出せない状態ってことです。
もともとのお肌がすでにループに陥っていたら、
余計に肌が荒れてニキビが増えた!
となるかもしれないし、
お薬を大量に塗っていたのが原因なら、
だんだん効果がなくなって、結局元通りになった!
と感じるかもしれません。
ニキビ肌のループについてはこちらの図を参考にしてみてください。
手書きですが。(笑)
「ニキビ薬を使わない方が大人ニキビは治る」の記事でも書きましたが、薬ってものすごく強い力をもっているんですね。
皮膚に何らかの効果を及ぼす、治療に使われるもの、それが医薬品です。
それだけの強い力があるから、今あるニキビを治したりすることができます。
ただし、その強い力は、ニキビができていないお肌にも影響を及ぼします。
当然ですよね。
ニキビを治療するだけのパワーがある薬を、大量に顔全体に塗ったりしたら、お肌の角質は悲鳴をあげます。
だからわたしは、皮膚科のお薬で治療することも大切ですが、
根本的にニキビが作られにくい肌を作ることが大切だと思うんですね。
わたしも何年にも渡って散々経験してきたので、
「治療」「ニキビ専用」「ニキビにも優しい」ということばに、とっても魅力を感じる気持ちはよーくわかります。
でも、お薬、特に皮膚科で治療に使われるものは、強力な力があることを覚えておいてください。
そして、あなたが少しでも早くニキビ肌から脱出できるように、上手な付き合い方をしていってくださいね。