ニキビを治したいのに、ずっと同じ洗顔料を使っているのはダメなのか?
使い始めて、しばらくは調子がいいのに、1、2か月するとまたニキビができる!
あなたも、こんな経験をしたことがあるかもしれません。
まず初めに気を付けないといけないのは、洗顔料は魔法の薬ではないという事実です。
え?そんなの知っているけど?
と思いますよね(笑)
でも、知っていたなら、最初の質問っておかしいとは思いませんか?
「使い始めて、しばらくは調子がいいのに、1、2か月するとまたニキビができる!」
今回は、洗顔料に対する誤解をリセットしていきます。
ニキビは洗顔料では治らない
ニキビにものすごく悩んでいると、いつの間にか目の前のことしか見えなくなって、どうしてもここを見落としがちです。
初めにも言いましたが、「洗顔料はニキビを治すお薬ではありません。」
それは、「薬用」と書いてあっても同じことです。
洗顔の役割は、お肌にある余分な皮脂やよごれを落とすことにあります。
では、どうして洗顔料がニキビに良い!と思うようになってしまうのでしょうか。
「ニキビ用」というキャッチコピー
街にあふれるキャッチコピーは、たくさん目にしたことがありますよね。
「ニキビ用」
「ニキビ肌にはこれ!」
「乾燥ニキビでも使える」
「繰り返す大人ニキビに」
「ニキビ跡が気にならなくなりました」
こういったキャッチコピーは、ニキビに悩んでいるときにはものすごく目に入ってきます。
それだけ真剣にニキビに悩んでいるんだから、当然ですよね。
こっちは効かなかったけど、こっちなら効くかも!
あぁ、ニキビが治らない・・・口コミがイイこれなら効くかも!
「ニキビ」ということばにばかり気が向いてしまっているので、何を選ぶにもニキビ用を手に取ってしまいます。
もちろんわたしもそうでした。
洗顔料はもちろん、化粧水やパック、ファンデーションなども「ニキビ用」でそろえて、なんとか今あるニキビを治そうとしていました。
実際にちょっとニキビが良くなる
ニキビ用の商品のやっかいなところは、実際にニキビがちょっと良くなったように感じるところです。
あなたにも心当たりがありませんか?
使ってみたら、ちょっとニキビが気にならなくなった!
なんだか肌が明るくなった!
これは相性がいいニキビ洗顔料なのかも!
でも、しばらくつかっていると、またニキビができて元通りのお肌になります。
あぁ、この洗顔料も合わなくなってきたな。
じゃあ今度はあの洗顔料を使ってみようかな。
↑これの繰り返しです。
どうしてちょっと良くなるのに、またニキビができるのでしょうか。
それは、洗顔でちょっと見た目が良くなったお肌は、別に、ニキビ肌が治ったわけではないからです。
本来お肌は、そんな簡単に回復するようなものではないんです。
ニキビ用洗顔料にもいろいろありますが、考え方としてはピーリングされたお肌と同じようなイメージです。
こちらの記事も参考にしてください。
⇒ピーリングは必要ない!ピーリングされたお肌に起きている事実
つまり、お肌が回復したわけではなくて、一番上の乱れた角質をとることで、その下にある比較的きれいな角質を表にだしているだけ、ということです。
ここの考え方は大切なので、しっかり覚えておいてくださいね。
ニキビを治すのに洗顔料は必要ない
「洗顔料を使わない方が肌の調子がいい理由」でも書いていますが、お肌がきちんと整うためには、角質がしっかり育つようになる環境が必要です。
角質がしっかり育つ環境とは、角質を刺激するダメージをできるだけ取り除いて、そっとしておいてあげることです。
だって、髪の毛を伸ばそうとしたら、基本的に放っておきますよね?
お肌もこれと同じです。
お肌がせっかく育とうとしているのに、洗顔料を使うことは、髪の毛を伸ばそうとしているのに、はさみで切っているせいで、
「髪の毛がいつまでたっても伸びない!」
と言っているのと同じなんですよ。
・・・いや、ちょっとたとえが極端かもしれません(笑)
洗顔を見直す
洗顔料を使わない方法は2つあります。
一つは水だけで洗顔をするという方法です。
もう一つは、洗浄力のないクリームをつかう方法です。
普段全くメイクをしないのであれば、水洗顔はゼロ円でできる、とても便利な方法です。
現実的に、毎日水洗顔だけというのが難しい場合は、洗浄力のないクリームを取り入れてみてください。
それぞれの記事はこちらです。