基礎化粧品が顔にだけ使えない場合の対処法
二の腕の裏側などでパッチテストをしても問題がなかったのに、
顔にだけ過敏反応をして、基礎化粧品が使えなくなる場合があります。
例えば、たった1回とあるメイク落としを使っただけで、
もう他の化粧品すべてを受けつくなくなってしまった、
というケースも珍しくないんです。
こうなると、化粧水や乳液などはもちろん、
洗顔やメイク落としなどの
基礎化粧品も使うことができなくなってしまいます。
もともとメイクをするのが好きだったなら、とっても辛いですよね。
今回は、顔だけ基礎化粧品が使えないくらい、
ダメージを受けている場合の対処法についてまとめていきます。
ダメージを回復するには時間がかかります
まずはじめに心構えとして持っておいてもらいたいのですが、
基礎化粧品が使えないくらいに
ダメージを受けた顔お肌を回復されるには、
それなりの時間がかかります。
ダメージの具合にももちろんよりますが、
半年から1年は最低でもかかると思ってください。
たった1回違う基礎化粧品を使っただけのダメージなのに、
回復にはそんなにかかるの!?
と、言いたくなりますよね、ほんとに。
あなたは好きで肌荒れを起こしたわけではないのにね。
でも、こればっかりは仕方ありません。
転んでひざを擦りむいたときも、
一瞬で傷はできるのに、治るのには何日もかかりますよね?
からだの造りとはそういうものだと
割り切って、それでもできるだけ
早いルートでお肌を回復できるようにケアをしてあげてください。
ではここから、基礎化粧品が
顔にだけ使えない場合の対処法を見ていきます。
すぐにできること
①肌荒れの原因となった基礎化粧品をやめる
これは、わたしに言われるまでもないですよね。
顔のお肌が荒れる原因になった
基礎化粧品は一旦使わないようにしてください。
②皮膚科に行く
お肌のダメージ度にもよりますが、
痛みや腫れで日常生活に
支障が出るようなら、皮膚科にも足を運んでみてください。
ただし、皮膚科の役目は、
今ある症状を抑えたり、緩和したりすることが基本です。
〇痛みがある←痛みを抑える薬を出す
△痛みがある←痛みが出なくなるような生活習慣を見つける
とくに、顔の肌荒れと同時に
ニキビにお悩みの方は、
ここの違いをよく確認しておいていくださいね。
皮膚科に行く=ニキビができない肌になる、というわけではありませんよ。
さてそれでは、
基礎化粧品が顔にだけ使えない状況をみていきます。
代表的な2タイプを
あげていきますので、
あなたの今のお肌にあてはまるところがあれば、
参考にしてみてくださいね。
Ⅰ.化粧水や乳液が使えない場合
化粧水や乳液をつけると、
かゆくなったり、しみるようになる時があります。
すでに試されたかもしれませんが、
この場合は今使っている化粧品を
別のものに変えても同じことが起きる可能性があります。
化粧品そのものの質というよりは、
お肌に染み込んでいく基礎化粧品に、顔のお肌が耐えられない状態です。
こんな時は、ちょっと違和感があると思いますが、
化粧水や乳液などを使うのをやめてみてください。
どうしても乾燥がひどい時は、
肌表面をカバーするだけの基礎化粧品で保護してあげます。
代表的なものは白色ワセリンですね。
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手の甲でワセリンを広げて、
顔にポンポンとやさしく乗せるようにすると、手のひらもべたつきません。
手のひらでワセリンのように
油分が多いものを広げると、
ベタベタになって周りのものを触れなくなりますよね。
これが意外とストレス。
手の甲でつければ、
余計な力で顔を擦るリスクも減るので、一石二鳥ですよ。
Ⅱ.洗顔・メイク落としが使えない場合
洗顔とメイク落としで分けられることが
多いですが、どちらも、「洗浄力」をもった製品です。
強さの程度はあれ、台所用洗剤と仕組みは同じです。
洗顔料やメイク落としで
お肌が荒れているときは、
お肌がその洗浄力に耐えられない状態
になっているということですね。
そんなときは、洗浄力の弱い
基礎化粧品に変えるという方法もありますが、
あらゆる基礎化粧品が使えない状態のときは、
もはや、洗浄力をゼロにする方がいいかもしれません。
洗浄力をゼロにする方法は2つあります。
一つは、水洗顔です。
完全な水洗顔は、実際なかなかハードルが高いと思います。
メイクをするときや、
日焼け止めを使うことももちろんありますからね。
そのため、わたしが実践していたのは、「できるだけ水洗顔」です。
水の温度や、洗顔料を使うタイミングなど、
自分のさじ加減になるので時間はかかりますが、
少しずつお肌の回復を実感できると思います。
もう一つは、洗浄力がないクリームで汚れを浮かす方法です。
その名の通り、洗浄力がなく、
汚れやメイクをただお肌から浮かせるだけなので、
ダメージが深刻なお肌にも使うことができます。
ポイントメイクだけをワセリンで落とす、
なんて方法を聞いたことがあるかもしれませんね。
これと同じような理屈です。
わたしが今愛用しているものは、
サッポーというブランドのクレンジングクリームです。
クリームとはいっても、乳液のような柔らかい肌触りです。
だから伸びもよくて
使い心地がよく、
余計な力をいれて肌を擦ることがないんですね。
このクレンジングクリームのいいところは、
メイク落としとしても使えるというところです。
正確には、「メイクを浮かす」ですね。
お肌からメイクが離れるのだけを
助けて、あとは水と一緒に流れていきます。
顔だけ基礎化粧品が使えない
↓
日焼け止めやメイクができない
↓
お湯で落ちるポイントメイクと日傘で対応している
もしかしたらあなたは、
顔だけ基礎化粧品が使えない状態を、
こんな風に過ごして乗り切っているかもしれません。
この状態が苦でないのならいいですが、
好きなようにメイクが楽しめなかったり、
紫外線対策を周りの人以上に
気を付けなければいけないのって、本当は辛いですよね。
でも、どうか気を落とさないでください。
メイクも種類を選べば、
敏感な肌状態でも使うことはできます。
実際わたしも散々な肌荒れ期を過ごしてきましたが、
メイク以上にお肌に負担なのは、洗浄成分なんですよね。
「洗い方」を変えてあげると、
敏感肌でもメイクと上手に付き合っていくことができると思います。
時間はかかりますが、
この機会にじっくりあなたのお肌と向き合ってあげてくださいね。