洗顔料を使わない方が肌の調子がいい理由
ニキビについてたくさん情報収集をしているあなたなら、
「洗顔料を使わない方が肌の調子がいい!」
という口コミを聞いたことがあるかもしれません。
・・・このブログを読んでくださっているなら、わたしが散々言っているので、聞いたことがあるのかもしれません。(笑)
今回は、疲れ切っているお肌に洗顔料を使うと、どういうことが起きているのかをまとめます。
洗顔料探しはもうやめてください
ニキビで悩むと、どうしても化粧品に頼りたくなっちゃうんですよね。
・ニキビに効く洗顔料ってないですか?
・〇〇の洗顔料ってニキビにいいですか?
・最近△△の洗顔料使ってるけど、使ってみた方は調子いいですか?
・口コミがありすぎて自分に合うかわからないんですけど・・・
洗顔料やニキビについて扱っているサイトを見ると、こういう質問が大量に寄せられています。
肝に銘じていただきたいのですが、
ニキビを治す洗顔料はありません!!
洗顔料を使わない方が肌の調子がいい理由
洗顔料を使わない方が肌の調子がいいのは、
肌の角質がしっかり育つ時間を与えることができるからです。
本来のお肌は、角質がバリアとなって、外からの刺激をガードしつつ、
内側の水分を適度に保てるように調整する、という高度な役割を果たしています。
この角質ガードマンは、交代制です。
役目を終えたら、自然と肌から剥がれ落ちていくシステムになっています。
それは、肌の奥から次々と、新しい角質が生まれてくるからなんですね。
ところが、慢性的なニキビ肌の場合は、こんなことが起きています。
第1角質ガードマンはすでに破られた。
第2角質ガードマン(見習い)が必死に肌を守ろうとしている!
なんとか次世代のガードマンを育てて独り立ちさせなければ・・・!
と必死になって新人を守る第2ガードマン。
願いも空しく、あなたが洗顔料を使って角質たちを落としにかかります。
待ってくれ!まだ彼らには無理だー!
という叫びも聞こえないまま、第2ガードマンは破られ、
第3角質ガードマン(新人)が強制的に先頭に立つことに。
まだお肌を守る力がない新人ガードマン。
それでも容赦なく外から敵が襲ってきます。
・紫外線
・洗顔料
・化粧品
・毛穴パック
・メイク落とし
新人ガードマンは、どうにかしてお肌を守ろうと、自分の身を固くするという捨て身の防御作戦にでました。
新人ガードマンとしては、当然の防衛本能。
しかしこれが、毛穴を詰まらせるという自体になり、
更にはニキビを作らせる原因となることを、新人は知らなかった。
「ニキビができた!最悪!!もっといい洗顔料使わないと!」
容赦のない洗顔料攻撃によって、歴史はまた繰り返されるのであった。
―――と、こんな感じです。
分かりづらかったですか?(笑)
角質が育てば、ニキビもできにくい肌になる
洗顔料を使わない方が肌の調子がいい、というのは、薬を塗ったかのようにニキビがなくなるという意味ではありません。
お肌の角質が順番に育ってきて、成長した一人前ガードマンがお肌を守ってくれるようになった、ということです。
一度このサイクルができれば、後はお肌の角質を無理にはがすようなケアをしなければいいだけですよね。
これが、洗顔料を使わないことでお肌の調子がいいと実感できる理由です。
角質ガードマンを育てるには
では、角質ガードマンはどうやって育てるのか。
一番お手軽な方法が、洗顔料を使わない、という方法です。
さらに、外からの刺激もできるだけなくしたいので、肌断食と組み合わせるのも効果的です。
また、メイクでの刺激を抑えるという選択肢もあります。
石鹸で落とせるメイクって、カバー力がないからちょっと・・・
ほんとに石鹸で落とせているのか不安・・・
という方には、メイク落としではなく、洗浄力のない「メイク浮かし」というものもあります。
こちらについては、別でまとめたいと思いますので、しばらくお待ちくださいね。